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[瞑想体験談]心が幸福なら、笑顔は自然にこぼれる

2022-05-02T11:16:57+09:00

I・Oさん/教員 「先生はなぜ作り笑いをしてるの?」 廊下で他の先生と挨拶をする私を見て教え子が言った言葉だ。 「挨拶は明るくするもんでしょ!」と答えはしたが、頭を殴られたような衝撃に、内面の動揺は隠せなかった。 子供たちの前で恥ずかしかった。 そして何事もなかったかのようにその場をやりすごそうとした自分が何ともかっこ悪く、情けなかった。 小学校の教師になって10年。子供たちのために私は必死でがんばってきたつもりだったが、そんな私に返ってきたのは、「先生の笑顔はニセモノだ」という言葉だった。 農村に暮らす小学5年の純粋な子供の目に私の仮面は見破られ、私の心は打ち砕かれた。 写真:https://unsplash.com 子供たちを変えようとする努力と現実 私は本当に“良い先生”になりたかった。 その夢を実現するために私はいつも忙しく、あわただしかった。夏休みや冬休みには、研修やセミナーの予定で私のスケジュール手帳はいっぱいになった。 専門家やその道のプロのもとを訪ね歩き、絵や音楽、キルト織物、裁縫、染物を学んだりもした。 子供たちの、瞬く間に消え去ってしまうイキイキとした声や笑顔を記録しようとビデオ撮影のセミナーにも通った。 学んだことをそのまま授業に活かそうとしたのである。みんなで音楽を演奏し、美術作品を作り、染物で巾着を作り…。そんな活動の数々を文集にまとめ、写真と映像はDVDやCDにして子供たちに配布したりした。 そんな努力をするほど、私の中には様々な課題が繰り返し提示されてくるのだった。 「知識を机の上でだけでなく、人生で活かせるようにするにはどうすればいいか?」 「自ら行動する自発性をはぐくむ方法はないだろうか?」 「『嫌だ』『できない』といったネガティブな思いをポジティブな気持ちに変えることはできないだろうか?」 一筋縄にはいかない現実に直面しながら、何が問題なのか、どう解決するべきかといった疑問に苦しんだ。 私が「心を引き算する瞑想法」に出会ったのはそんな、 答えを求めてさまよい続け途方にくれていた頃だった。 写真:https://unsplash.com 心から笑うってどういうこと? 私はなぜ仮面をかぶって行動するようになったのだろう? 私はいつも自分に対して「自分は善良で、前向きで、仕事に全力を尽くす情熱的な人間だ」という虚像を持っていた。それは現実の自分ではない理想の自分でしかないのだが、私は理想を現実だと錯覚していたのである。 現実の自分を受け入れることができず、自分が作り上げた理想の自分だけを周囲に見せようとばかりして疲れ果てるしかなかったのだ。 当時の私の口癖は「もう死にそう」だった。 「忙しくて死にそう」「疲れて死にそう」「眠くて死にそう」…そう口にしながらため息をつく私に母は忠告を繰り返したが、口癖が収まることはなかった。 そうして心は死んでいった。生きることが本当に苦しくて自殺も考えるほどだった。 自ら作り上げた“自分”という虚像を守るための壮絶な自己犠牲。 自分の心を誰にも開くことができず、積み上げた心の壁。 変化や発展という名目の下でひたすら前にばかり進もうとする自分。 自分一人の完璧な城に閉じこもり、四方を壁でおおって誰とも心を通わせることができなかった自分。 もうすべてを投げ出したかった。 写真:https://unsplash.com そんな時に出会ったのが、職務研修で取り組んだ「心を引き算する瞑想」だった。 瞑想を通して私は、コンプレックスを覆い隠すために分厚いヨロイを着込んできた自分自身と向き合うことができた。 生きてきた人生は、とりもなおさず自分一人の心の世界だった。 その世界を通して考え、判断し、行動してきた私はいつも自分だけが正しく、そのため他者を受け入れることができず、人を押しのけるしかなかった。 その一方で、そうする自分自身が嫌いだった。 ふり返ってみると、私の心には“憎しみ”が多かった。 幼少の頃から男の子のようにヤンチャだった私には、赤いワンピースも黄色い靴も似合わないファッションだった。 かつて一度、リボンの付いた花柄の赤いワンピースを母がプレゼントしてくれたことがあった。 着てみると我ながらじつに似合わなかった。 すぐさま妹にあげたワンピース。妹にはピッタリだった。 そうして一つひとつ心に刻み付けてきた感情の数々…。 体が大きくなるにつれて私の心の中の“嫌いな自分”も大きくなっていった。それを隠すために目の前のことに懸命に努力してきたが、“嫌いな自分”から自由になることはできなかった。 自分の心の中に“嫌いな自分”という虚像を抱えている限り、そこから自由にはなれないということを、そしてそんな自分を手放した時にそうした心がなくなることを瞑想を通して私は悟ったのだった。 写真:https://unsplash.com 嫌いな自分を投げ捨てる 夢見ていた“良い先生”についても同様だった。私は良い先生になりたかったが、良い先生には決してなりようがなかった。 私の心の中に憎しみが一つでもあったら、それは子供たちを憎むことになり、心の中に苛立ちの種があれば、それは子供たちにばら撒かれることになる。そんなことに無知だった私は、外に出しさえしなければやり過ごせるものと思っていた。ひたすら耐えれば何とかなると考えていたのだ。 また「私は一生懸命にやっている」という考えは、「他の教員たちはそうではない」という思いを持つことにつながった。そうして他者に対して不信の壁を作りながら、私はハリネズミのように誰も寄せつけようとしなかった。だから寂しかった。一人だった。 それでも、それが自分の道だと言い聞かせながら私は一人だけの心の世界を強固に作り上げていったのだった。 けれども今ならわかる。心がすなわち実際であるということを。どのような心を持つかによって心はそうなるし、結果もそうなるということを。 写真:https://unsplash.com 畑に大豆をまけば大豆ができ、アズキをまけばアズキができるように、ネガティブな心を持てばネガティブな結果が生まれ、ポジティブな心を持てばポジティブな結果が生まれるのは当然なのに、瞑想と出会う以前の私はあまりにネガティブだった。 疲れた心、ダメだと思う心、比べる心、後悔する心、憎む心、不信の心、そんな否定的な心では自分ひとりが生きていくことさえ大変なのに、子供たちに良い変化をもたらすことなどできるはずもない。 間違った生き方をしてきた自分の人生を瞑想を通して手放しながら、どれほど泣いたかわからない。 その涙は後悔と反省の涙ではなく、偽りの自分から自由になれたことへの感謝の涙だった。 本当の人生を歩むことができる喜びの涙であり、これからは子供たちを手助けできるという希望に対する感動の涙だった。 心を引き算する瞑想は、自分が人生で作り上げてきた自分だけの心の世界をきれいさっぱり痛快に解体してくれた。 私は暗くて孤独なつらい心の世界から抜け出てこの世の中と一つになって、人々と見つめあい、語りあい、笑いあえるようになった。 昔は幸せそうなふりをするのに大変だったが、今はもう無理してそうしなくてもよくなった。 心が幸福なら笑顔は自然にこぼれるものなのだ。本当の笑顔が。 [...]

[瞑想体験談]心が幸福なら、笑顔は自然にこぼれる2022-05-02T11:16:57+09:00

健康・長寿・老化のキー テロメア、瞑想でテロメアを守りましょう

2021-04-21T18:58:11+09:00

健康・長寿・老化のキー テロメア、瞑想でテロメアを守りましょう。 テロメアを通して生物学的年齢や健康寿命を知ることができます。 人間を構成する最も小さい単位は細胞で、このような小さな細胞が集まって人間が作られます。 人間という個体を維持し、回復し、成長するために、一つの細胞が二つになり、二つが四つになる「分裂」という方式で自分と同じような細胞を作り出します。 これを「細胞分裂」と言います。 細胞の染色体の両端にテロメアという部分がありますが、テロメアは染色体を保護するための保護キャップのようなものです。 例えば、靴紐の両端にあるプラスチックキャップのようなものです。 靴紐を使えば使うほど、端の保護キャップも磨り減っていくように、テロメアも細胞分裂しながらどんどん短くなっていきます。 細胞が分裂するほど、どんどんすり減って短くなり、一定の長さ以下に短くなると、細胞は分裂できずに老化して死に至ります。 このように人間の細胞は、限りある回数だけ分裂した後、細胞寿命の限界になります。 それでテロメアの長さを測定することで人間の細胞の年齢、すなわち身体の年齢を測定することができます。 写真:https://www.google.com 人の年齢が中年くらいになると実際の年齢より若く見える人もいるし、あるいは自分の歳より老けて見える人がいますが、それはテロメアの長さと関連があります。 なぜ人によって老化の程度は違うのでしょうか。 このような老化の秘密を持っているテロメアは エリザベス・H・ブラックバーン (カリフォルニア医大)、キャロル・W・グライダー (ジョンズ・ホプキンス医大)、 ジャック・W・ショスタク (ハーバード医大)、3人の科学者によって発見されました。 写真:https://www.google.com この発見は人間の老化を遅延させて寿命を延長することができるという画期的な出来事でした。そしてこの研究は2009年ノーベル生理学・医学賞を受賞しました。 研究チームによってテロメアの長さを伸ばすテロメラーゼという酵素があることも明らかになりました。 テロメラーゼは細胞分裂の時に消えてしまうDNAを復元する役割をします。テロメアはテロメラーゼを通じて再生されるということです。 もしテロメアの長さを現在のまま維持したり、またはもっと長くすることができれば、老化を遅らせることができるということです。 写真:https://www.google.com しかし、ブラックバーン博士は、残念ながらテロメラーゼの研究はまだ「両刃の剣」のようだと言っています。 因果的にテロメラーゼを活性化させると癌細胞まで活性化する恐れがあるので、まだたくさんの研究が必要だそうです。 そして、ブラックバーン博士とある心理学者との偶然の出会いから、研究は新しい局面に入りました。ブラックバーン博士の研究室を訪れたエリッサ・エペルという心理学者は、慢性的なストレスを持っている人たちのテロメアについて興味がありました。エリッサの質問に好奇心がわいたブラックバーン博士は、早速エリッサと一緒に研究を始めました。 写真:https://www.google.com 20~50歳の女性のうち、子育てをしている62人を選定して、その中で子供が健康なグループと子供が慢性的な疾患を持っているグループに分けて、数年間お母さんたちのストレスレベルとテロメアの長さ、テロメラーゼの活性、そして酸化ストレスなどを分析して細胞の老化速度を研究しました。 その結果、2つのグループ全て、ストレスが大きければ大きいほど 、細胞の老化速度とテロメアの短縮速度が速くなり、ストレスをたくさん受けたお母さんたちのテロメアは9~17年くらいより歳をとったように短くなっていました。 つまり、激しいストレスが長期間にわたって続くと、私たちのテロメアはさらに短くなるということです。 写真:https://unsplash.com ところで、この研究で一つの不思議な事実が発見されます。 同じストレスの状況でも、ある女性はテロメアの長さが短くならないで、うまく保たれたのです。 その理由は一体何なんでしょうか? この疑問を解消するために、継続的な研究と一万冊にわたる関連論文や統計を分析したブラックバーン博士は、テロメアの短縮は人間がどうすることもできないものではなく、自ら調節でき、それは自分の人生や状況にどんな心の姿勢で向き合うかということにある結論づけました。 それは自分に迫りくるストレスをどんな風に受け止めるかという違いでした。 写真:https://unsplash.com また、UCLA(University of California, Los Angeles)で行う研究の中では、認知症がある家族のケアを長い間やってきた人たちの中で、規則的に瞑想を続けてきた人たちのテロメア維持能力が増加したことを発見しました。 写真:https://unsplash.com 人がストレスを受けた時に2つの反応があります。 一方は怖さ、不安などを感じる「脅威反応」です。 [脅威反応]はまだ起きてない悪い結果までも妄想してしまいます。 もう一方はストレスに対しての[チャレンジ反応]を示します。 [チャレンジ反応]はストレスを受ける状況になると「やってみよう!」とぶつかってみます。おそらく成功した人たちは、混乱に直面した時にこんな風に対処したと思われます。 このようにチャレンジ反応を見せたグループのほうが、そうでないグループに比べてテロメアがより長かったそうです。 人生を送る中で、自分に来る条件をどう受け止めるかによって、自分のテロメアが保護でき健康寿命も延ばすことが可能だということです。 感謝してポジティブに考えたら仕事がうまくいって、体も元気になったという話がありますが、このような肯定的なエネルギーがあるからではないでしょうか。 写真:https://unsplash.com 21世紀に入り、瞑想は現代人のストレスの解消や肯定的な思考のための最強の方法として知られています。 既に多くの論文でストレスを減らすことと同時にテロメアを長くするライフスタイルとして瞑想をおすすめしています。 体と心の元気を取り戻してテロメアを守る唯一の方法は、瞑想を規則的にすることだと力説する人もいます。 瞑想のトレーニングがストレスを減らし、テロメアを補充する酵素であるテロメラーゼを刺激し、さらにテロメアの成長にも役立つという実証的根拠は、様々な資料からご覧になれます。 最近の研究では、瞑想とテロメアの長さ、そしてテロメラーゼの増加との肯定的な関連性を示すことで、瞑想が健康と長寿に重要な役割をするということを示唆しています。 写真:https://unsplash.com 若々しく健康的に長生きする秘訣は高い薬ではなく、結局自分の実践にかかっています。 テロメアを短縮させるストレス要因を避け、テロメアの損失を予防し、むしろ長くする方法を積極的に実践すれば良いのです。 ブラックバーンの話のように、老化のバロメーターであるテロメアは自分で調節でき、その鍵は各自が持っているのです。 [...]

健康・長寿・老化のキー テロメア、瞑想でテロメアを守りましょう2021-04-21T18:58:11+09:00

[瞑想体験談]初めて知った“人生の意味と目的”

2022-05-02T11:17:12+09:00

米・ホーリー=ファミリー大学 看護学科教授 ボアス・ユーさん ストレスを無くす「心を引き算する瞑想」の驚くべき効果、研究し続けたい 2013年、スウェーデン、台湾、アメリカなどの学者を中心に開かれた国際学術会議で私は「心を引き算する瞑想」に関する研究結果について発表しました。 この発表を行なった背景には、私がこれまでこの瞑想を通して非常に多くのものを得た事実があります。 瞑想効果の検証にあたっては同僚の教授たちと共に研究をスタートしました。 大学に「心を引き算する瞑想プログラム」を導入し、教職員と学生あわせて99名を対象に2011年1月から1年半の間、週4回・1回30分ずつ「心を引き算する瞑想」に取り組んでもらいました。 その結果、「心を引き算する瞑想」に取り組んだ人たちの活力と幸福指数に統計的に有意な上昇が認められたのです。 中でも不思議だったのは、学生たちは短時間の瞑想で顔の表情がおだやかになり、明るくなったという点です。 アメリカ社会はストレス指数が特に高く、様々な学術大会で瞑想の効果について発表したところ多くの関心を集めました。 私自身、「心を引き算する瞑想」を始めたきっかけがストレスの解決のためでした。 写真:https://unsplash.com 悟りとは、すでに自分の中に存在するもの 12歳のときに家族と共にアメリカへ移住して以降、私には様々なトラブルがあり、そうしたことから自由になりたいという思いがありました。 中でもアメリカ人である夫との夫婦生活では深刻な葛藤がありました。 事業の不振に苦しむ夫をサポートするのに私は必死でしたが、しだいに互いの意識にすれ違いが生じ、ぶつかることが多くなっていきました。 写真:https://unsplash.com これ以上、生活を共にしていくことはできないとの判断から離婚を切り出した私に対し、納得できなかったのか、夫は私を訴えたのでした。 以後、3年以上にわたり私たち夫婦は法廷で争い続けるというつらい日々を送ることになりました。 私の放浪が始まったのはその頃からでした。 「これまで自分なりに精一杯努力しながら生きてきたのに、なぜこんなことになるのだろう…」 信仰に救いを求めましたが、心のむなしさを埋めることはできませんでした。 旅行にも出かけ、瞑想や座禅などにも取り組んでみましたが、私は次第に、生きることに何の価値も見出せなくなっていきました。 写真:https://unsplash.com そんなある日、母から「心を引き算する瞑想」のパンフレットを受け取りました。それを見て私はとても驚きました。そこには明確な瞑想方法があったからです。私はそれまで様々な瞑想に取り組んでいましたが、どれもみな、これといった明確な方法はありませんでした。 私はすぐに「心を引き算する瞑想」を始めると、過去の経験、感情、挫折した時の記憶など心の中のあらゆる荷物が日常生活に影響を及ぼしていたことに気付きました。 瞑想センターで教えられた通りに過去の人生をふり返り手放していくと、私の心はどんどん穏やかになっていきました。そうして最初の瞑想段階を終える頃、「ああ、宇宙が私なんだ」という悟りが静かに訪れました。 本当に驚きと感謝の体験でした。そうして私は知ったのです。悟りとは自分の外側に見つけるものではなく、自分の中にすでに存在するものだということを。心を捨てて自らの本来があらわになるプロセスで悟りは自然に訪れるものなのです。 やつれ果てていた顔が若返って、とてもおだやかに 「心を引き算する瞑想」にはレベル1から7までのステップがあるのですが、レベル2からは大学の長期休暇を利用して韓国にあるメインセンターで瞑想に取り組みました。そうして改めて自分の人生をふり返ってみたのですが、本当に恥ずかしかったですね…。 私は自分のことをいつも善良な人間だと思っていたのです。 キリスト教の教会を受け持つ牧師の娘として育った私はとにかく人々に良い顔をしなければならず、同時に、人を助けなければならないという思いを常に持っていました。 ところが人生をふり返ってみると、それらは本心からのものではありませんでした。自分一人、立派なふりをしていては相手のことを理解することもできませんよね。私はしょっちゅう怒り、あらゆることを他人のせいにしてきましたし…。他人のせいで自分がストレスを被っていると考えていたのです。 本当に間違っていたのは自分自身であり、自分の中に様々な心をためこんで作った自分の思い込みだったことに心を捨てていく過程で気付きました。その結果、夫に心からの謝罪と感謝をすることができるようになりました。 写真:https://unsplash.com 私の変化に一番驚いたのは両親でした。 「やつれ果てていた顔が若返って、とてもおだやかになった」と驚きの声を上げるほどでした。牧師である父が教会の人々に「心を引き算する瞑想を学びなさい」と勧めるのを見た時は本当に驚きました。両親は、人生で一番つらい時の私をそばで見守っていただけに、その変化にはとても大きなインパクトがあったのだと思います。 私自身、ストレスのない人生は実現可能だという事実に心から感謝しています。私が今、研究として取り組んでいるのは「引き算の瞑想」に取り組んだ140名あまりの看護師や学生たちがその後、学業や心身にどのような変化を受けたかを明らかにすることです。 人生の答えは、心を空っぽにして自分の内面と向き合った時にはじめて見つかる 私が指導する看護学科の学生の中には現役の看護師たちもいます。 看護師でもある学生たちは学業に追われるストレスに加えて職場でのストレスも抱えているわけですから、そうした姿を見ると何ともいえない気持ちになります。 心や体に病を抱えて苦しむ人々をケアしなければいけない職業だけに看護師たちのストレスは並大抵のものではありません。 そうした現場で働く人々に私の研究が少しでも役立てばと思っています。 写真:https://unsplash.com 私は博士号取得論文のテーマとして介護士を取り上げたことがあります。8人の介護士に会い、その日常生活を取材し、かなり踏み込んだインタビューも行ない、そうした内容を土台に分析を行ないました。その結果、予想もしていなかった非常に興味深いことがわかりました。 介護士たちの口からは、仕事のストレスとやりがいの話が主に出てくるだろうと想像していたのですが、どの介護士たちにも共通していたのは、仕事を通して人生のむなしさを感じるという話でした。 写真:https://unsplash.com すなわち、どれほど立派な人物であってもやがて年を取り、病にかかるという姿を日常的に見ている介護士たちは仕事を通して「人生とはじつにむなしいものだ」という思いを共通して持っていたのです。 本当にその通りだと思いませんか? 人が生まれて生きる理由が、あわただしく生きては年老い、病にかかって死ぬためだとしたら人生がむなしく感じられるのは当然です。 私が「心を引き算する瞑想」を通して悟ったことは、人が生まれた理由と目的はハッキリとあるということです。 自分は誰なのか、どこから来てどこへ行くのか。その答えと出会うために私たちは様々なことを経験しながら人生という道を歩みます。そしてその答えは唯一、心を手放し空にして自分自身の内面としっかり向き合った時にはじめて見出すことが出来るのです。 体験談ホーム

[瞑想体験談]初めて知った“人生の意味と目的”2022-05-02T11:17:12+09:00

ラストクリスマス

2020-10-01T18:08:02+09:00

『ラストクリスマス』というアメリカ映画の中で、 「日常の小さな行動がその人の人格を作る」という台詞を聞いた時(映画の意図とは違いますが)、 非情な行動をとるある人のことを思い出しました。 それまで、その人のことを思い出す度に、 不快な感情しか沸いてこなかったが、その時は違いました。 その人は、そんな非情な行動を取らざるえないような厳しい環境で育ってきたんだ。 辛い過去を背負っているに違いないと。 そうすると、 不思議に頭だけでなく心からその人に対する怒りや恨みのような感情がすっと消えていきました。 自分を振り返っても、業というのか、不合理であるとわかっていても自分の意志に反して行動したり思ったりしています。 人間は、皆同じ何だろうと心から気づかされました。

ラストクリスマス2020-10-01T18:08:02+09:00

幸せを感じた時

2020-10-01T18:08:24+09:00

幸せを感じた時 ある日ファミレスで1人、本を読み始めた私。 いつものことなのに このときは、急に不思議な感情が沸き上がってきた。 こうやって1人で読書できるなんて何て幸せなんだろうって! 普段は、ただ耳障りな周りの話し声さえも、嬉しくて嬉しくて微笑ましく感じてしまう。 何だろう何だろう? この感情、今までに感じたことがない、私全体が幸せな心に満ち溢れていました。 雨が激しくなり外は雷雨。そんな中、家にいて守られていることだけで幸せ感がむくむく沸いてくる。

幸せを感じた時2020-10-01T18:08:24+09:00

[瞑想体験談]スポーツ選手にとって最高のメンタルトレーニング

2022-05-02T11:17:28+09:00

C・Gさん/スカッシュ選手 「『すべてのスポーツは心理戦』。そう断言できるくらい、試合中に自分の心をどれだけコントロールできるかはきわめて重要です。 そうした意味で私はこれまで、心を引き算する瞑想にたくさん助けられてきましたね。 この瞑想のおかげで全国レベルの選抜メンバーにも選ばれ、4年連続で全国大会にも出場できましたから」と語るC・Gさん。 スポーツと心の関係についての興味深い体験談です。 写真:https://unsplash.com 興味本位で始めたスカッシュ。「もっと上手くなりたい」という思いが募って…。 スカッシュとの出会いは大学1年の時でした。知り合いのコーチから勧められて始めたんです。実際にやってみるとこれが面白くて、夏休みを利用してインストラクターの資格を取るほど夢中になりました。 そうして大学生活もスポーツセンターでスカッシュの講師をしながら送りました。 スカッシュとは、“ボールを四方の壁に叩き込む”という意味の言葉で、イギリスの囚人たちが刑務所でしていた、壁にボールをぶつけるゲームに由来します。 写真:https://unsplash.com 前方の壁だけでなく左右、後方の壁も利用しながら目まぐるしくボールを打ち合うスカッシュでは、一瞬一瞬の判断力と瞬発力、常に動き続ける体力が重要です。 ですからエネルギーの消耗量は半端じゃないですね。一般の人がスカッシュを5分~10分もすれば大半がヘトヘトになっていまいますよ。 それほどハードなスカッシュですが、ボールを全力で叩くと固い心に風穴があいて、たまったストレスが一気にほどけていくような気分になれるんですね。そんな所に魅力を感じて私はスカッシュにのめりこみました。ボールを思うがままにコントロールして相手に打ち勝った時の気分は最高です。 そうして私は大会にも出場するようになったのですが、ある時から敗けることを極端に嫌うようになりました。敗けるたびにプライドが傷つき、勝ちたいという強い気持ちが生まれるようになりました。 写真:https://unsplash.com 過去の失敗から自由になりたくて始めた瞑想 私はもともとスカッシュに興味があったわけですが、始めた当時はスカッシュの知名度は今よりもっと低かったんですね。国からの補助金もほとんど得られないような状態でしたから選手たちは会社に勤めたり別の仕事をしながら試合に出場するケースが大半でした。 ですからスカッシュの選手として生きていくことを決めたときは周囲からだいぶ心配されました。幸いにしてその頃、国家代表選手と合同で9ヶ月間のトレーニングをする機会に恵まれ、おかげで志を同じくする人々と一緒にトレーニングできたことは大きな励みになりました。 そうしてトレーニングを積み重ねる過程で幸運にもスカッシュの認知度は上昇し、私も自分の実力を多くの人に認めてもらおうと努力を続けました。 ところが、思ったよりも成績は振るいませんでした。 写真:https://unsplash.com 当時の私には試合中に出る悪いクセがあったんです。ミスをしたり自分のプレーが思うようにいかなかったりすると試合中ずっとそのことを考えてしまうんです。そのプレーはすでに終わったことなのにもかかわらず、です。 この問題をどうすれば解決できるのか悩んでいた時、恋人の紹介で心を引き算する瞑想と出会いました。 写真:https://unsplash.com ミスを繰り返す原因を見つけてとにかく引き算 一番最初にセンターのガイドの方からこんな説明を受けました。 「私たちは今まで人生で足し算ばかりしてきましたよね。でもこの瞑想は心を引き算するものなんです。引き算すればすべては無いものなんですよ」と。 この言葉は私にとって希望のメッセージのように聞こえました。 その競技で生計を立てようとするアスリートにとって、試合に勝たなければならないというプレッシャーの大きさは、経験した人でなければわからないと思います。本当に大変な重圧です。特に大きな試合を前にするとありとあらゆるネガティブな考えが出てきてしまうものなんです。 「試合に敗けたらどうしよう」 「ケガをしたらどうしよう」 「今後の収入はどうなるだろうか」 「敗けたら周りから何て言われるだろう…」 写真:https://unsplash.com ボールをコントロールする立場なのに、ボールに囚われ支配されてしまうんです。 そのため、普段は高い実力を持っている選手でも実際の試合になると十分な実力を発揮できないケースは少なくありません。 瞑想を始めて何日か経つと、人生の様々な記憶が一気に押し寄せてきました。小さい頃のつらかった思い出から試合で敗けた時の記憶まで…。 驚いたのはそうした記憶が心の中だけでなく、体の細胞一つ一つにまで染み込んでいるということでした。おかげで同じ失敗をなぜ繰り返してしまうのかがよくわかりました。 スポーツ選手ならみな知っていると思います。 以前に犯したミスを試合中の決定的な瞬間に自分が繰り返してしまっているということを。 本当に知らないうちにやってしまうんです。練習を懸命に繰り返して弱点を克服したと思っても、一瞬の判断でなされる実戦では元の木阿弥になってしまったり…。 無意識的な行動の数々は体の記憶によることを悟った時、あたかも永遠に解けない謎を解き明かしたような気分でした。それ以降はとにかく引き算の瞑想に没頭しました。 写真:https://unsplash.com 努力した分だけ理想のプレーを実現できる幸せ この瞑想と出会ってから私自身が一番変わった点は、ひたすら競技だけに集中するようになったことですね。 ただスカッシュが楽しくて夢中になっていた頃の気持ちを取り戻したとでもいうか…。ある時、気がつくと私は笑顔で試合を楽しんでいたんです。 心に余裕が生まれると視野も広くなり、自分や対戦相手がどのようなプレーをするのかも冷静に見えるようになりました。体と心に染み込んだ記憶に縛られることが無くなると、自分の望んだプレーを実現できるようになったんです。 写真:https://unsplash.com 複数の選手とチームを組んで試合をする時にはチームワークが何より重要になりますが、2ヶ月もの間、合宿形式で合同練習をした際はみなが互いのプレーを生かす動きができました。私が全力で叩き込んだボールをどのチームメイトも見事に打ち返してきて、スキを見せるヒマも無かったほどです(苦笑)。 合宿ではお互いのプレーを通して自分に足りていない部分を補強することができてチームメイトたちには感謝でいっぱいでしたね。 以前はミスをしたことで自分を責めたりしたんですが、今はミスも教訓としてとらえられるようになり、弱点を事前に把握した上で試合に臨めるようになったため、実績も次々に残せるようになりました。 写真:https://unsplash.com スポーツ選手としては日頃の努力の成果を試合で発揮できた時ほど幸福な瞬間はありません。 他の選手にも心の引き算を通して最高のパフォーマンスを発揮してもらえたらと思います。 体験談ホーム

[瞑想体験談]スポーツ選手にとって最高のメンタルトレーニング2022-05-02T11:17:28+09:00

机の周りやパソコンの中のデータを整理して頭の中をすっきりさせましょう

2021-04-21T18:49:58+09:00

事務室を見渡してみると、机の上が散らかっている人が一人くらいは居るはずです。 書類があふれ、本が積み重なり、お菓子の食べかすやコーヒーカップなどが散乱して机のスペースがなくなっている人は、その環境のせいで集中力が欠けてしまい、仕事にも没頭できなくなります。 また、何かを探すのに時間と労力がかかってしまい、仕事でミスをするようになります。一方で、毎回、仕事の後に机の周りを整理している人は、生産力や創造力があり、仕事に対する満足度が高いです。 写真:https://unsplash.com それは、仕事が始まる前に、たまった書類を片付ける労力を使う必要がないため、心に余裕ができるからです。また、机の周りが整理されていると、今やるべきことは何なのかが、より明確になります。 最近、大企業が業務の効率化を目指して、机の周りを整理するように推進しているのも、この理由です。 写真:https://unsplash.com アメリカの心理学者キャサリンタギットが研究した結果、散らかっている環境で働くと心拍数が増えて血圧が高まり、頭痛、肩こりが起こりやすくなり、また、精神的にも不安になり、同僚や部下に対して怒りやすくななる(不機嫌な態度をとる)という結果が明らかになりました。 整理整頓された机の周りというのは、すなわち、落ち着いたきれいな精神状態をあらわしています。 毎日、机の周りを5分、整理整頓するだけでも、性格が前向きに明るくなり、現在のことに最大限の力を発揮することができます。 写真:https://unsplash.com 書類の整理は段ボール一箱で終わらせます 書類は頭の中で考えていることを紙に表現したものです。 つまり、要らない書類を捨てるということは、要らない雑念を捨てることにつながり、集中力を高めるための手助けになります。 ①使い終わった文房具や郵便物やメモは頻繁に捨てる。 ②大事なメッセージはひとつのノートに整理して定期的にパソコンに保存する。 ③書類は要るものと要らないものを区分し、要らないものは捨てる。あいまいなものは保留の箱を作り、一旦その中に入れて数ヶ月後に捨てる。 写真:https://unsplash.com 増え続ける名刺や過去を捨てる 大事な人脈であるはずの名刺を散らかして机の隅に放って置いているというのは人間関係を大事にしていないことのあらわれです。 名刺の数だけに着目し、それを自分の実力だと勘違いしていないかどうかを振り返ってみましょう。 誰だったか思い出せない名刺はすぐに捨てましょう。さらに、その人と結び付いている成功と失敗の記憶も一緒に捨てることで、新しい出会いを充実させることができます。 写真:https://unsplash.com 整理整頓の際に忘れがちな(死角となる)パソコンの中も空っぽにしましょう パソコンの中は机の周りと同じように頭の中の状態をそのままあらわしています。パソコンの動きが遅いのはパソコンのせいだとせめる前に、デスクトップ上でフォルダやファイルが散らかっていないか確認してみましょう。 自分なりに時間を決めてハードディスクを整理すると、速度のはやい状態でパソコンを長持ちさせることができます。 判断に迷うファイルは、紙の書類と同じように、一旦保存のフォルダ(箱)を作り、その中に入れて、数ヶ月後に捨てます。要らないファイルを捨てるだけで頭の中がすっきりして、仕事の負担が軽減したように感じられます。 写真:https://unsplash.com ①デスクトップのアイコンはパソコンの速度を遅くする原因になるため、最小限にとどめる ②気に入らない写真、使わないソフトウェア、お気に入りは削除する ③ゴミ箱は、その都度、空っぽにする ④E-mailの返事はすぐにおこない、送信ボックスは空っぽにする。また、3ヶ月の間、読まなかったニュースレターやメールマガジンは通信を停止する 写真:https://unsplash.com 緑の植物から得られる癒し効果 机の周りが整理整頓できたら、周りに緑の植物を置いてみましょう。日本とオーストラリアの心理学者たちが、仕事の環境と創造力の関係を研究した結果、机の周りに植木鉢を置くと、創造力が15%アップすることが証明されました。 植木鉢を置くことができない場合は、昼休み中に生きた植物を見ながら休憩するのも効果があります。 写真:https://unsplash.com 参考文献 舛田光洋(ますだみつひろ)[「そうじ力」で自分磨き] カレン・キングストン [ガラクタ捨てれば自分が見える] ブログホーム

机の周りやパソコンの中のデータを整理して頭の中をすっきりさせましょう2021-04-21T18:49:58+09:00

[瞑想体験談]すべての疑問に対する答えを与えてくれました

2022-05-02T11:17:51+09:00

ミハイ・ミハルチク (内装業/オーストラリア・パース在住) 「私は誰なのか?」 「どこから来たのか? なぜ存在するのか?」 「人生とは何か? 死とは何か?」 こうした疑問に対する答えを私は人生で常に求めていました。 幼少の頃から両親や教師、通っていた教会の牧師にこうした質問をぶつけたりもしました。しかし、大人たちは様々に答えてはくれるものの、知ったかぶりをするだけで本当の答えを知らないことは幼い私の目にも明らかでした。 どこにも見出すことのできなかった人生の答え 成長するにしたがって私は人生の疑問に対する答えをあきらめるようになりました。 一度きりの人生、どうせなら全力で生きてみよう、思い切り楽しめるだけ楽しもう。そう考えたのです。ですが、そうした思いは長くは続きませんでした。 どれだけお金を稼いでも様々なものを買い求めてみたりたくさんの女性と出会ってみても、周囲からは幸福そうに見えていたのかもしませんが、そうした行為からもたらされる喜びや楽しさはほんのつかの間で、長続きしなかったのです。私の内面は空虚で不完全で満たされないままでした。 私の心は永遠の幸せを渇望していました。しかしながらそれはどこで見つけられるものなのか、そもそもそんなものが存在するのかどうかすらわかりませんでした。 写真:https://unsplash.com それから月日は流れ、無意味なことの奴隷になって送る人生に心底嫌気がさした私の心に、幼少期の頃に抱えていたあの疑問の数々が再び思い浮かびました。今から数年前のことです。 「私は誰なのか?」 「人生とは何か?」 「ただ食事と排泄の繰り返しが人生のすべてなのか?」 「今よりもう少しの幸せのためには常に今を苦痛と引き換えにしなければならないのか?」 「自分が相手よりも優れていることを証明するために争い、人より多くのお金や大きな家や、より高価な物を所有していることを誇示し、そして死ぬ。それが本当に自分が生きる理由なのだろうか?」 私は人生にただ一つの幸福も見出すことができませんでした。 写真:https://unsplash.com すべての疑問への答えを与えてくれた心の引き算 ところがある日、散歩をしているときにパース瞑想センターの看板が目に映りました。そして何気なくセンターに立ち寄ってみたのです。短い説明を受けたのですが、ここには人間の心を宇宙の心に変えるメソッドがあり、センターの人々がその方法を知っているのを感じました。私はそれまでも様々な所を訪れてみたりもしていたのですが、具体的な方法や結果はありませんでした。しかしこのセンターでは、心を捨てれば自分みずからがすべてを知ることができるというのです。私が望んでいたのは答えを聞くことではなく、私自身が答えそのものを手にすることでした。 「ここだ!」 私はそう思いました。 写真:https://unsplash.com 翌日から瞑想方法にしたがって瞑想を始めました。センターに入ったとき、人々が私から何かを得ようとするのではなく、私を心からサポートし答えにたどりつけるよう力を貸そうとしてくれているのがわかりました。みな情熱的で献身的に案内をしてくれました。 瞑想方法はとてもシンプルで簡単なものでした。私はその方法に魅了されました。そうして2週間が経ち、瞑想の最初の段階を終える瞬間の出来事でした。 「私は誰なのか?」という、人生における最も大きな疑問。その疑問への答えを私は悟ったのです。本当に奇跡のようでした。 私の両親は宗教への信仰を持っていましたが、その両親も「私は誰なのか?」「人生とは何か?」「死とは何か?」に対する解答を私に与えることはできませんでした。真理を得ようと世界中を旅してたくさんのことを試しましたが、私はいつも空虚でした。しかしここにその方法があったのです。 写真:https://unsplash.com 1段階から7段階までの瞑想をしながら私は、それまで抱えていたあらゆる疑問への解答を得ました。狭い自分の人間の心、自分の人生のビデオテープとそこから生じる数多くの考えの中にいたために不完全で人生がストレスと苦痛でしかなかったのです。自分の思いに沿うようにこの世の中を変えようとするから苦労するしかなかったのです。しかしその思いを手放すことによって無限大の本来の宇宙の心に帰ることができました。 ストレスでいっぱいだった心に今は幸せだけが満ちている 私は本当の故郷である自分の本来を取り戻しました。人間の完成を実現しました。この世の中は完全で、平和な心と共に永遠の安定を得たのです。人生における苦痛とストレスから抜け出して生きられる有難さと幸せは本当に言葉で表現できるものではありません。また、私が手にした永遠の生と幸福の前ではどれほどの富と名誉も何の輝きも持ちません。 この文章を書きながらも涙がにじんでしまいます。監獄にも等しかった人間の心から解放され、永遠の幸福とそして自由を与えてくれたこの方法に心から感謝しています。 写真:https://unsplash.com アレクサンダー大王は剣で世界を征服しましたが、人生において成功することはできませんでした。彼は臨終の際、自らの遺体を棺に入れる時には自分の手を棺の外に出し、人々の目に触れるようにせよとの遺言を残したそうです。人間がこの世に生まれる時、みな何も持たずにやってくる。その後どのような力を得て金持ちになろうが有名になろうが、この世から離れる時は再び手ぶらで旅立ってゆく。そのことをアレクサンダー大王は人々に示したかったといいます。 有難いことに私はこの驚くべき瞑想法のおかげで、アレクサンダー大王のように剣で世界を征服する道ではなく、本当の世界を覆っていた偽りの自分の心を手放すことで本当の世界を手にする道を歩むことができました。 この瞑想法はとてもシンプルで簡単で誰でも取り組めるものです。私にも、他の大勢の人々にも取り組むことができた方法です。この体験談を読んでいるあなたにも取り組むことのできるものです。ぜひ最寄のセンターでこの瞑想を始められることを願っています。今や人間の心から抜け出し宇宙の心となって私たち皆が一つの心で生きる時代がやってきたのです。 体験談ホーム

[瞑想体験談]すべての疑問に対する答えを与えてくれました2022-05-02T11:17:51+09:00

共感を得る文章の書き方

2021-04-21T18:38:41+09:00

最近、文章の書き方講座やライティングに関する本が大ヒットしています。携帯電話のメッセージ、ブログ、ツイッターのように、文字で意思疎通をする媒体が増えていることから、文を書く重要性が明るみに出ています。 写真:https://unsplash.com 胸に伝わる広告コピーが消費者の心を動かし、レポート1枚で成否を分けることもあります 。電子技術が溢れている時代でも、その基本は文を書くことです。しかし、いざ書こうとすると不安が先立ちます。考えや人格がそっくりそのまま文に反映されるからです。 簡素な文では物足りないし、長い文の方が有識に見えるという考えから、自分も知らないうちに必要のない余計な表現を付け加えてしまうのです。 写真:https://unsplash.com 考えている通りに言葉が出るように、文も同様です。明瞭な考えが、明瞭な文になります。真実と論理には、飾り立てた言葉は必要ありません。むしろ飾り立てた言葉に、読者の注意が惹きつけられて、文を理解する妨げになります。 昨今、読者達が望む良い文とは、美辞麗句を用いた高尚な文章ではなく、易しくて、内容がはっきりしていながら、心がこもったメッセージです。人気ブログの文や人気ドラマのセリフを見ただけでも、正直で、人間味に溢れる文が成功を収めていることがわかります。 まず、無駄なものを取り払うことが、上手な文を書くことへの近道です。 写真:https://unsplash.com 読者の立場に立って書きます 文を書く人は、読者をいつも気に留めておかなければなりません。読者の時間と努力、忍耐力を浪費してはいけないという意味です。 読者がメッセージをそのまま受け取るように、簡潔で短かく書かなければなりません。最近は、長い文を読むことを避ける傾向があるため、なるべく短く書くのが良いのです。 写真:https://unsplash.com 不安を捨てる 大部分の人達が、うまく書かなければいけないという重圧で、文を書くことに不安を抱いています。 かっこいい表現を用いて、おおげさな文を書いて、自分を隠そうとします。そうすると、美辞麗句は多くなり、文は長くなります。 しかし読者を魅了するのは、書き手の情熱と人間味なのです。自分をありのままに表現することで、訴える力のある簡潔な文体があらわれます。 写真:https://unsplash.com 頭ではなく、手と心で 文は考えすぎることなく書かなければなりません。すなわち、頭ではなく手で書かなければなりません。 頭の中にある、数多くの固定観念が正しいか正しくないかを判断する前に、胸の中にある言語を素早く、紙の上に書き写さないといけません。 写真:https://unsplash.com 取り除いた分だけ上手くなります 上手な文を書く為には、間違っている部分を思い切って取り除く勇気が必要です。 一日が経った後、ゆっくり読んでみて下さい。文が長すぎたり、重複されている単語が多かったりします。 書き直すことを恥ずかしがる必要はありません。 写真:https://unsplash.com 引き算の方法 華々しい単語を使うより、正確な単語を使いこなします。 ① 重複した単語や副詞、あるいは外来語の翻訳表現を自粛します。 ② 取り除くのがもったいなくても、加筆した文章が馴染まない時は思い切ってなくします。 ③ 短期間で上手な文を書こうという欲は捨てて、最後まで最大限に練って仕上げます。 ④ 他の人の文と同じように自分の文も軽んじることが本物の作家になる第一歩です。 ブログホーム

共感を得る文章の書き方2021-04-21T18:38:41+09:00

[瞑想体験談]パニック障害は静かに消え去りました

2022-05-02T11:18:11+09:00

職場での過度のストレスからパニック障害を患ったというG・Kさん。 「すべては心の問題」という医師の言葉から、空気の良い田舎へ移り住んだり、心に関する自己啓発書を数多く読んでみたりもしたものの、答えに出会うことはできなかったという。 “このまま死ぬんだな”と思い詰めていた時、同僚から勧められたのが心を引き算する瞑想だった。 心を引き算しただけなのに、パニック障害は何事も無かったかのように静かに消え去った。 心の病に苦しみ続けたある会社員の瞑想体験談。 心に過剰な負荷がかかるとパニック障害が起こる 入社して5年たった頃、私は他の支店に転勤になりました。不慣れな環境に適応する間もなく上司から浴びせられる指示の数々…。 処理しなければならない書類は常に山積みで目の回るような忙しさでした。 職場の人々ともよくもめました。 上司の一言に深く傷つき、一方で評価される同僚への劣等感は大きくなる一方でした。 「上司は他の部下ばかり可愛がり、私のことは嫌っている。出身地方も違うから良くしてもらえない…」。 周囲の人々の姿を自分勝手に解釈し、自らを苦しめ、私はどんどん卑屈になっていきました。自分が育った環境まで恨めしく思いました。田舎の島で育った私が上京してからずっと持ち続けていたコンプレックスでした。 小さなことまで根に持ち寛容でいられない自分が情けなく思われました。そんなある日のこと。 写真:https://unsplash.com 会社で昼食をとり、イスにもたれて休んでいると不意に不安が襲ってきました。まるでそれまで全身に眠っていたスイッチが一気に入ったかのように、体中に不安感が押し寄せてきたのです。 退勤時間になるや否や会社を飛び出し帰宅しようとしたものの、気分が悪く帰りの電車に乗り続けていられず、途中下車しなければなりませんでした。あわてて病院を探し駆け込んだのは夜間の救急病棟でした。 冷や汗で全身びっしょりになり、呼吸するのも苦しく、頭から足のつま先までマヒしたかのようでした。「このまま死んでしまうかもしれない」。そう思いました。 これが、その後も続く病魔との戦いの始まりでした。 突然増えた仕事量は強いプレッシャーとなり、心に大きな負荷をかけていたのです。 写真:https://unsplash.com 「薬は補助に過ぎない。心を入れ替えろ」と医師は言う。しかし、どうすれば… 病院の診察でパニック障害だと診断されました。医師からは「薬は補助的な役割を果たすに過ぎないから、心を入れ替えなければ良くならない」と言われました。でもそれでは一体、どうすれば心を入れ替えられるものなのか…どうしていいかわかりませんでした。 心は常に緊張状態で心臓の動悸にも悩まされていました。おおぜいの観客のいる舞台に立っているような気分。緊張がひどくなると過呼吸で息が出来なくなります。 いつそれがやってくるかもしれない不安から体重はどんどん落ちていきました。恐怖感に突然おそわれたり、地獄にいるような恐ろしさを24時間味わったこともありました。 写真:https://unsplash.com 静かな環境に身を置けば症状が改善するかもしれないと思い、地方勤務を願い出たりもしました。しかしそうした場所でも症状に変わりはありませんでした。 その後、都市部の支店に戻りました。業務自体はさほど大変ではなくても、息が詰まるほどあわただしい大都市の業務習慣は相変わらずで、私が精神的にもろくストレスに弱いからこんな病気になったのだという思いが頭から離れませんでした。 心をコントロールできるという本も読み、心を落ち着かせようとしましたが、たいした効果はありませんでした。悪いことは重なるもので、引っ張られたギターの弦のように後頭部がひきつる症状まで現れ、絶え間ない死の恐怖にさらされる思いでした。 写真:https://unsplash.com 小心な自分と共に静かに消え去ったパニック障害 40代に最も多いと言われる“突然死”。まさに自分がその犠牲になるのだなと思いました。そのとき不意に以前同僚から勧められた「心を引き算する瞑想」のことが頭に浮かびました。すぐさまセンターに行き、死ぬ気で心を捨てました。 この弱い心のためにこんな病気にまでかかり、これまでどれほど苦しんできたことか…。そんな心を捨て去ることができるということ自体、本当にありがたかった。 悲惨だった日々のことが脳裏に浮かびました。 家族の前で歌を歌うことすらできないほど小心で、学級会では一言も口にできなかった学生時代…。 自分は弱い。自分は小心者。そんな記憶の数々を思い浮かべ、こんな気弱な人間に自分を生んだ両親への恨みつらみも捨てました。 写真:https://unsplash.com 私は周囲の人々に優しい善良な人でいたいと普段から思っていました。しかし自分の内面をふり返ってみると、人からほめられたいがために行動していただけだったということがわかりました。そのため、私なりに良くしてあげたと思っていた人から非難されたりすると大きく傷ついていたのです。 そうした心の傷の数々が私をさらに緊張させ、萎縮させていたのです。心の傷が私のストレスになっていたのでした。私はけんめいに心の傷を捨て続けました。 そうした心の傷の数々が私をさらに緊張させ、萎縮させていたのです。心の傷が私のストレスになっていたのでした。私はけんめいに心の傷を捨て続けました。 写真:https://unsplash.com そしてあるとき感じたのです。書類一枚、周囲の人から発せられる一言、上司の指示一つに縮み上がり傷ついていた自分という存在が消えてなくなってゆくのを…。 死ぬ気で心を捨てていただけなのに、私は少しずつ変わっていきました。そして私を苦しめてきたパニック障害もいつの間にか静かに消えていったのです。 本当に奇跡といっていいほどの出来事でした! この世の中は自分の心をそっくりそのまま映し出す。つらく苦しいのならその心と向き合うこと。 写真:https://unsplash.com その後、当然のように職場での生活も変わりました。周囲とぶつかることも減り、物事を広く見て受け入れる余裕が生まれました。以前のように仕事に取り組む前から「上手くいくだろうか?」と心配し焦ることもなくなりました。結果は時間が経てば自然にわかるものなのだから、その過程で最善を尽くせばよいのだと思えるようになりました。 一緒に働く同僚たちにも感謝でき、人を批判するよりも自分が自分の仕事にベストを尽くせているかどうかを気にかけるようになりました。 すべてがあっという間に移り変わる現代。あらゆる人が「職場でのプレッシャーは増すばかりだ」と口にします。これまでのスタイルにこだわり、自分を変えようとしないのなら今後その重圧は増大する一方だと思います。 幸いにして私は心を捨てることによって、それまでの凝り固まった固定観念も同時に変えることができました。おかげで新しい分野への関心も生まれ、後輩たちにも気兼ねなく助けを求められるようになりました。 写真:https://unsplash.com 人前ではまともに話すことも出来なかった私が、気がつけば家族をリードし、また同窓会のような集まりでは司会をするようになりました。多忙な日常ではありますが、暮らしに追われているという思いはありません。いつも前向きです。 「この世は自分の心をあるがままに見せてくれるものだ」という言葉があります。今この瞬間、ストレスで苦しんでいたり、好ましくない出来事によって悩んでいるのなら、まずは自分自身の心から見つめ直してみることを私はお勧めしたいです。 自分のことを振り返ってみることができるということは、とりもなおさず新しい自分、新しい世界と出会う準備が出来ているということなのです。 [...]

[瞑想体験談]パニック障害は静かに消え去りました2022-05-02T11:18:11+09:00